大学のSD担当者養成研修における研修転移の効果と課題
説明
2017年4月以降,大学では知識・技能の習得ならびに能力・資質向上をさせるための研修(スタッフ・ディベロップメント: SD)が義務化されている.組織が研修を行う目的は,職場での行動変容や業績向上である.こうした研修転移を促すためのSD担当者養成研修を設計し,その実践について研修から約3ヶ月後に実施した質問紙調査により評価した.その結果,研修中に取り組んだ組織の人材育成ビジョンやSDの企画案作成が行動変容や業績向上を促している可能性が示唆された.一方で,職場の組織文化や受講者の担当業務といった課題が研修転移の阻害要因となっていることも明らかになった.
収録刊行物
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- 日本教育工学会研究報告集
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日本教育工学会研究報告集 2021 (2), 53-58, 2021-07-03
一般社団法人 日本教育工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390570078122067968
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- NII論文ID
- 130008062552
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- ISSN
- 24363286
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可