急性呼吸窮迫症候群における生体の反応と治療方針

書誌事項

タイトル別名
  • Biological Stress Responses to Acute Respiratory Distress Syndrome and Treatment Strategy
  • キュウセイ コキュウ キュウハク ショウコウグン ニ オケル セイタイ ノ ハンノウ ト チリョウ ホウシン

この論文をさがす

抄録

<p>急性呼吸窮迫症候群の主病態は,高度の炎症に伴い肺胞隔壁の透過性が亢進することによりもたらされる非心原性肺水腫である.外傷,熱傷,敗血症などの重症病態を背景疾患にもち,免疫応答により代謝変動をきたし,体内のあらゆる部位で蛋白,炭水化物,脂質の代謝に影響を及ぼす.中でも骨格筋の異化反応(破壊)は最も重要な代謝変動である.骨格筋の萎縮は,高齢者の感染症リスクの増加,入院期間の延長,死亡率と関連している.栄養療法と早期運動療法の組み合わせが,最大の効果をもたらすと考えられている.</p>

収録刊行物

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ