書誌事項
- タイトル別名
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- A case of surgery for Basedow’s disease with marked recovery of psychiatric symptoms
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説明
われわれはバセドウ病による精神症状の為,早急な手術を必要とした症例を経験したので報告する。<br>症例は37歳女性。2年前にバセドウ病と診断され投薬加療されたが,副作用の為自己中断した。2か月前に鬱病と診断され投薬加療されるも,精神症状は増悪した。バセドウ病の治療目的に当院受診。精神症状が強く医療保護入院が必要で,原因はバセドウ精神病と考えられた。早期の甲状腺機能の改善が必要だったが,副作用の為薬物療法が困難だった。その為無期ヨウ素で甲状腺機能を正常化後,速やかに甲状腺全摘術を施行し精神状態は安定した。バセドウ精神病では早期の外科的介入が必要な場合もあり,頭頸部外科医として病態の理解と対応が必要である。
収録刊行物
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- 頭頸部外科
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頭頸部外科 31 (1), 51-55, 2021
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390570309681325440
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- NII論文ID
- 130008067965
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可