EPDS-P日本語版を用いたパートナーによる産後うつモニタリングの可能性

書誌事項

タイトル別名
  • The Detection of Postpartum Depression among Japanese Mothers Using the Edinburgh Postpartum Depression Scale Partner (EPDS-P)
  • EPDS-P ニホンゴバン オ モチイタ パートナー ニ ヨル サンゴウツ モニタリング ノ カノウセイ

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説明

<p>目的:産後うつ病をパートナーが評価するスクリーニング尺度EPDS-P日本語版を作成し,産後1か月時点の父親による母親の産後うつ病の兆候を検出しEPDS高得点者の発見につなげることができるか検討した.</p><p>方法:EPDS-P日本語版を作成し,1か月児健康診査を受診した健康な児を育てる夫婦147組を対象に,無記名自記式質問紙調査を実施した.</p><p>結果:母親のEPDSと父親のEPDS-Pの間にrs = 0.27の有意だが弱い相関が認められた(p < 0.01).EPDS-Pのクロンバックα係数は0.83であった.EPDSのカットオフ値(9点)を仮にEPDS-Pのカットオフ値とした時,EPDS陽性者の母親を検出する感度は50%,特異度は83%であった.母親のEPDSと父親のEPDS-Pの対応する項目1,3,7,8,9の5項目と産後うつ病の身体症状3項目(食欲の変化,睡眠の変化,易疲労性)に有意な相関が認められた.</p><p>結論:EPDS-Pを活用したパートナーによる産後うつ病の早期発見の可能性が示唆された.</p>

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