Geostatistical modeling of the spatial distribution of surface soil arsenic around a smelter

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抄録

米国ワシントン州タコマにおいてAsarco社は,約 100 年にわたって銅精錬所を運転し,精錬所からの大気汚染物質が,Puget Sound流域の 2600 平方キロメートル以上の表土に沈着した.タコマ精錬所汚染プロジェクトの一部として,多くの土壌ヒ素汚染の調査研究が行われ, 5000 以上の表層土壌試料が収集された.すべての住宅用土地に対して汚染物を除去する予算はなく,本研究は,これまでのデータから土壌試料の収集および修復が必要な土地について優先順位をつけるためのモデルを構築することを目的とした.本論文では,地球統計学的シミュレーションにより,地区ごとに平均でどれだけの土地がどのくらいの確率でヒ素濃度が閾値を超えるかを求めた.この情報は,汚染されている地区を選択し, 地区内のすべての土地で土壌試料を収集し,設定された目標値の 100 ppmを超える土地について修復を施すため,用いられている.

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