創薬AIがもたらす安全性試験のNew Normal 〜 LPIXELが進める医療AIと創薬AIの社会実装実例から〜
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- 袴田 和巳
- エルピクセル株式会社
書誌事項
- タイトル別名
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- AI drug discovery brings New Normal of Safety test
説明
<p>COVID-19の感染拡大によって接触を可能な限り低減させることが求められ、様々な職種によってリモートワークが促進されている。これは一般的な職種のみに関わらず臨床・非臨床などの専門的な職種に波及しており、AIこのような状況でリモートを強力に進められる有効なツールとなる。LPIXELでは深層学習を用いた医療機器プログラムとしてEIRLシリーズを開発しており、Aneurysm, Chest Noduleを始め承認・認証を含めて4つのプロダクトを展開し、現在100以上のクリニックに導入され稼働している。画像診断の領域はすでに遠隔読影が広く普及しているが、プログラム医療機器を併用することにより、本来の目的の見逃し防止だけでなく、二次的な読影を自由な時間に行うことができるようになることから働き方の自由度が更に高くなることも期待できる。</p><p>また、当社では医療機器プログラムの製造販売と同時に様々な製薬企業とのコラボレーションによって創薬AIを探索領域から治験領域まで展開を図り創薬研究の加速を図っている。探索領域ではスクリーニングへのAIの実装がなされており、非臨床試験においては小核試験などの自動化を見据えた開発を行っている。小核試験では鏡検者との相関で0.85を得ていることから目視検査と併用することによってより効率的な検査が可能となることが期待できる。将来的にはGLPに対応することによって一般的な小核試験については自動化し、判別が難しいケースのみを目視判定するなど業務負荷の軽減を目指したい。</p><p>今後は医療機器プログラムと同様に様々な毒性試験についても創薬AIの開発が進むことが考えられる。本公演では医療機器プログラムの現状とともに安全性領域に関わる創薬AIの開発について議論したい。</p>
収録刊行物
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- 日本毒性学会学術年会
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日本毒性学会学術年会 48.1 (0), W1-3-, 2021
日本毒性学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390570486221805696
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- NII論文ID
- 130008073906
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可