2次元および3次元動作解析法を用いたジャンプ着地動作中の下肢外反アライメントの比較

  • 林 慶充
    弘前大学大学院医学研究科 整形外科学講座
  • 石橋 恭之
    弘前大学大学院医学研究科 整形外科学講座
  • 津田 英一
    弘前大学大学院医学研究科 整形外科学講座
  • 山本 祐司
    弘前大学大学院医学研究科 整形外科学講座
  • 塚田 晴彦
    弘前大学大学院医学研究科 整形外科学講座
  • 木村 由佳
    弘前大学大学院医学研究科 整形外科学講座
  • 藤 哲
    弘前大学大学院医学研究科 整形外科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Lower limb valgus alignment compared with two- and three-dimensional motion analysis during a drop jump test

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説明

 2次元および3次元動作解析法は動的下肢アライメントの計測に良く用いられている.本研究ではジャンプ着地動作を2次元動作解析法と3次元動作解析法を用いて同時に計測し,2つの方法の関係を調べた.大学バスケットボール選手男女各7名を対象とし,着地動作に続いて最大垂直跳びを行なわせた.ビデオカメラ1台を用いた2次元動作解析法では,接地から最大膝屈曲に達するまでに男女ともに冠状面における下肢外反変化を認めた.同時に計測した3次元動作解析法では,男性よりも女性において有意に大きな膝外反モーメントと膝外反角度を認めた.しかし,2次元動作解析法と3次元動作解析法との間には有意な相関関係は認めなかった.2次元動作解析法は簡便な計測法であるため大規模な調査などに対して有用な調査法である.しかし,2次元動作解析法と3次元動作解析法との違いについて注意を払い用いる必要があると考えられる.

収録刊行物

  • 弘前医学

    弘前医学 60 (1-4), 77-85, 2009

    弘前大学大学院医学研究科・弘前医学会

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