レジ袋有料化に伴うコンビニエンスストアにおけるレジ袋辞退率の変化

  • 足立 千尋
    北海道大学 文学部 行動科学講座
  • 大沼 進
    北海道大学大学院 文学研究院/社会科学実験研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Change in Plastic Bag Refusal Rates at Convenience Stores following the Implementation of a Charging System:
  • An Observational Survey on Stores in Sapporo
  • ――札幌市における店頭観察調査――

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説明

本研究は 2020 年 7 月に施行されたレジ袋有料化の影響を調べるために,札幌市内のコンビニエンスストアの店頭にて次の観察調査を行なった;1-1) 有料化前後での人々の行動の変化,1-2) 有料化を導入した店舗と導入していない店舗でレジ袋辞退率の比較,2) 有料化後もレジ袋を購入する客の購買時の特徴の調査。調査 1 は 2020 年 6 月から 8 月に店頭にて実施し,観察による 554 のデータを得た。有料化前後において有料化を行なった店舗とそうでない店舗で辞退率が大きく異なっていた。調査 2 は 9 月に実施し,4,289 のデータを得た。レジ袋辞退率と購入者の属性の関連について分析を行なった。その結果,レジ袋辞退率に関して以下のような買い物客の特徴が確認された;a) エコバッグ持参率は全体的に低く,b) 弁当やそれに準ずるものを購入するときや購入点数が多いときに辞退率が低かった,c) 声掛けがない場合のほうが辞退率が高かった。

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