院内迅速対応システムの拡充と患者急変に対する病棟看護師の行動との関連

DOI Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of the expansion of the rapid response system on the response of general ward nurses towards deteriorating patients
  • インナイ ジンソク タイオウ システム ノ カクジュウ ト カンジャ キュウヘン ニ タイスル ビョウトウ カンゴシ ノ コウドウ ト ノ カンレン

この論文をさがす

抄録

<p>目的:院内迅速対応システム(rapid response system;RRS)導入後の内容拡充と,看護師の行動との関連を明らかにする。方法:2013〜2018年にA病院の一般病棟に入院した成人患者のうち,専門チームが初回対応した863件を対象とした。システム拡充(ラウンド経験病棟数,研修受講者数)と看護師の行動(コール要請割合など)6項目を設定した。システム拡充の年次変化を認めたため暦年を代替指標とし,看護師の行動との関連を多重ロジスティック回帰分析と重回帰分析にて検討した。結果:看護師の行動のうち「コール要請割合」と「呼吸数測定割合」が増加し,「気づきからチーム要請までの時間」と「起動基準該当からチーム要請までの時間」が減少する年次効果がみられた。結論:RRS導入後のシステム拡充に伴い看護師の行動が変化し,RRSの迅速な起動の促進が認められた。</p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ