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- 山下 由美子
- 和歌山県林業試験場
書誌事項
- タイトル別名
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- Flowering and fruiting characteristics on sprouting of <i>Quercus phillyraeoides</i> and <i>Q. glauca</i>
- ホウガ コウシン シタ ウバメガシ ト アラカシ ノ カイカ ケツジツ トクセイ
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説明
<p><tt>萌芽更新したウバメガシとアラカシの開花結実年齢を調べるため,伐採後経過年数が</tt>3, 5, 11<tt>(</tt>2 <tt>林分)年と異なる備長炭原木林</tt>4 <tt>林分で調査を行った。開花調査は</tt>2014 <tt>年春(</tt>1 <tt>林分のみ</tt>2011 <tt>年春)に,結実調査は</tt>1 <tt>年半後の</tt>2015 <tt>年秋に</tt>3 <tt>林分で行った。調査個体の平均樹高と平均地際直径は一つの調査地をのぞいて,ウバメガシよりもアラカシで大きかった。萌芽更新したウバメガシは</tt>3 <tt>年で着花し,</tt>4 <tt>年で結実することを確認できた。萌芽更新したアラカシは,</tt>4 <tt>年時に結実した。ウバメガシの開花最小樹高は</tt>0.55m <tt>であった。結実個体の最小樹高はウバメガシ</tt>0.96m<tt>,アラカシ</tt>2.17m <tt>であった。開花・結実がみられた全ての調査地において,開花・結実個体の割合は,アラカシよりもウバメガシで高かった。以上から,ウバメガシ,アラカシとも成長初期段階で堅果生産を開始する繁殖早熟性があると考えられた。さらに,ウバメガシの開花結実はアラカシよりも早く開始され,早い段階で堅果生産する個体が多いことが示唆された</tt><tt>。 </tt></p>
収録刊行物
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- 森林応用研究
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森林応用研究 30 (1), 11-16, 2021-02-28
応用森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390570699997746432
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- NII論文ID
- 130008079126
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- NII書誌ID
- AA11883704
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- ISSN
- 21898294
- 13429493
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- NDL書誌ID
- 031634060
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可