火炎噴霧熱分解法により合成した多孔質ナノNiOを用いた80 wt% Ni–CeO<sub>2</sub>触媒の調製とそのCO<sub>2</sub>メタン化反応活性

DOI Web Site Web Site 参考文献42件
  • 藤原 翔
    山形大学大学院理工学研究科 （国研）産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所
  • 榧野 宗悟
    山形大学大学院理工学研究科
  • 西嶋 雅彦
    大阪大学蛋白質研究所
  • 小林 慶祐
    （国研）産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所
  • 難波 哲哉
    （国研）産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所
  • 辻村 拓
    （国研）産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Porous NiO Prepared by Flame Spray Pyrolysis for 80 wt% Ni–CeO<sub>2</sub> Catalyst and Its Activity for CO<sub>2</sub> Methanation
  • Porous NiO Prepared by Flame Spray Pyrolysis for 80 wt% Ni-CeO₂ Catalyst and Its Activity for CO₂ Methanation

この論文をさがす

抄録

<p>火炎噴霧熱分解法によりCeO2およびNiOを調製した。比表面積と細孔体積は，それぞれNiOが251 m2 g–1と2.3 cm3 g–1，CeO2が338 m2 g–1と3.3 cm3 g–1であった。酢酸セリウム一水和物をNiOに含浸し，5 % H2–Ar雰囲気下において500 ℃で1時間還元処理することで，80 wt% Ni–CeO2触媒（以下，CeNi-80）を得た。電子顕微鏡観察より，この触媒のNi粒子サイズは10～20 nm程度であることが分かった。一方，酢酸ニッケル四水和物をCeO2に含浸した触媒（以下，NiCe-80）では，20～100 nmの不均一なNi粒子が確認された。また，H2化学吸着法により測定したCeNi-80のNi表面積は13.7 m2 g–1であり，NiCe-80より2.4倍大きい値であった。両触媒のCO2メタン化活性を比較すると，250 ℃におけるCO2転化率はCeNi-80が47 %であり，NiCe-80の約2倍であった。</p>

収録刊行物

参考文献 (42)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ