会計学研究における制度派理論の最近の動向

書誌事項

タイトル別名
  • Recent Development of Institutional Theories in Accounting Research
  • カイケイガク ケンキュウ ニ オケル セイドハ リロン ノ サイキン ノ ドウコウ

この論文をさがす

抄録

会計学研究における制度派理論の最近の動向について分析した。本稿は,会計学研究で一般に用いられてきた三つの制度派理論(新制度派経済学,旧制度派経済学,新制度派社会学)を比較検討した上で,各アプローチによる最近の会計学研究が持つ特徴について理論的に分析した。その結果,最近になって,厳密に分類された制度派理論の各系譜が,お互いの異なった仮定を想定するようになり,多元的な研究の立場を形成していることが確認できた。すなわち,最近の会計学研究が,制度形成と変化における動機,行為主体に関する仮定,制度の多様性の認定の側面において,多元的な研究動向の特徴を有していることを明らかにしたのである。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ