山口県の家庭料理 行事食の特徴
書誌事項
- タイトル別名
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- Yamaguchi Prefecture home cooking: event foods
抄録
<p>【目的】山口県の行事食について、行事別および食材との関わりから明らかにする。</p><p>【方法】平成24〜26年実施の「次世代に伝え継ぐ日本の家庭料理」聞き書き調査および文献(農文協「聞き書山口の食事」等)を元に、著作委員で選定した料理100品から行事食46品を抽出し、分類と分析を行った。</p><p>【結果】年中行事として正月では、かぶ雑煮、黒豆の煮物、のっぺい、柿なます、かぶの酢の物、はすのさんばい、ごぼうの南蛮煮、節分では、くじら肉入り混ぜご飯、くじらの南蛮煮、おばいけぬた、いわしの刺身、こんにゃくの白和え、上巳・端午の節句では、押しずし・ばらずし、柏餅、盆では、押しずし・ばらずし、そうめん、おはぎ、はんべい、いぎす豆腐等が食べられていた。冠婚・祝事では、押しずし・ばらずし、ささげごはん、めばるの煮付け、いとこ煮、大平、のっぺい、柏椀、つしま、はすのさんばい、えその団子汁、法事では、わかめむすび、ささげごはん、はんべい、おばいけぬた、けんちょう、いとこ煮、大平、のっぺい、柏椀、つしま、こんにゃくの刺身等が食べられていた。</p><p> なお、料理によっては、冠婚・祝事と法事の両方で食べられているものや日常食としても食べられるものがあった。また、いとこ煮のように同じ料理であっても、地域によって使用する食材の違いが見られるものもあった。岩国地域の祝事の食事には、岩国ずし(角ずし)、大平、はすのさんばいが必ず供されるなど、特定の料理の組み合わせもみられた。</p><p> 食材としては、米を使ったものが多く、すし特に木枠を使用する押しずしや、餅やだんごとして、正月、節句、法事、祝事に利用されていた。他に豆、根菜、くじら、魚のすり身等が特徴ある食材としてみられた。</p>
収録刊行物
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- 日本調理科学会大会研究発表要旨集
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日本調理科学会大会研究発表要旨集 32 (0), 178-, 2021
日本調理科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390570777737080960
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- NII論文ID
- 130008085630
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可