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- 吉田 昭子
- 文化学園大学現代文化学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Unified operation of Tokyo Municipal Libraries
- 1915–1919
- 1915年–1919年
抄録
【目的】東京市立図書館では,1915年に図書館の組織改正が実施され,図書館の運営が統一された。図書館の統一的運営は,東京市のどのような方針に沿って行われ,どのような図書館サービスが実施され,図書館業務はどのように変わったのかを明らかにする。本稿の目的は,図書館の統一的運営が実現する背景と,図書館のサービスや業務改善に果たした意義を解明し,再評価することである。【方法】1915年から1919年までの時期を研究対象として,雑誌,新聞,公文書類,図書館報等の文献調査を実施した。【結果】組織改正が実施された時期は,東京市の政治,行政においても重要な変革期にあたる。1914年の東京市会内部の政変をきっかけに,東京市会では「教育事務検査」という監査が行われた。この監査により,図書館に対して経費節減と経営の効率化に関する改善が求められた。図書館は,組織改正によって統一的運営を実施することで,東京市の財政緊縮化方針に応え,同時に図書館サービスの充実を実現した。組織改正の実施は,東京市には図書館運営経費の節減,図書館には図書館システムの構築による新たなサービスの創出,市民にとっては身近で利用しやすい図書館サービスの享受という効果をもたらした。
収録刊行物
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- Library and Information Science
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Library and Information Science 73 1-32, 2015-06-20
三田図書館・情報学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390570852933836032
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- ISSN
- 03734447
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可