腎移植後超早期・早期TMA症例における補体関連因子解析~多施設共同後向きコホート研究~
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- 藤山 信弘
- 秋田大学医学部附属病院/腎疾患先端医療センター
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- 佐藤 滋
- 秋田大学医学部附属病院/腎疾患先端医療センター
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- 田﨑 正行
- 新潟大学/泌尿器科
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- 蔦原 宏一
- 大阪急性期・総合医療センター/泌尿器科
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- はらだ腎泌尿器科クリニック
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- 東京女子医科大学八千代医療センター/泌尿器科
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- 秋田大学/泌尿器科
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- 井上 徳光
- 日本補体学会
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- 若宮 伸隆
- 日本補体学会
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抄録
<p>腎移植後超早期・早期発症の血栓性微小血管症(TMA)における患者背景及び補体関連因子の解析結果を報告する。術後1週以内のTMA発症群の全国11施設19症例において、臨床データ収集、血液検査及びNGS解析を行った。血液検査はnon TMA群9例と比較した。患者背景は、献腎1例、生体腎18例(グラフト喪失5例)、17例がABO不適合移植で、16例はPEやDFPPによるコンディショニング不十分症例と思われた。グラフト喪失症例はすべて12時間以内のTMA発症例であった。遺伝子解析からCFHR3/1欠失、CFHR1/4欠失、CFHR1 D35Vfs(終始コドンを伴う欠失)などの補体制御系の欠損をもつ症例が見られた。腎移植後TMA発症直後にグラフト喪失に至ったのはCFHR1/4欠失例のみであった。その他CFH、MCP、C3、CFIなどに疾患関連候補としてマイナー頻度変異が見つかった。血液分析では補体代替経路CFB分解産物Ba値や補体制御因子CFI値においてTMA群とnonTMA群で差が見られた。CFH-IgG高値2例やC4高値4例がTMA症例にのみ見られ、CFH-IgG高値例ではCFH SCR18の変異を持つ症例があった。【結語】CFHR欠損が腎移植後早期TMAの危険因子の1つと考えられ、Baなどが血液マーカーの候補として考えられたが、重症度やグラフト喪失との関連性は更なる評価が必要である。</p>
収録刊行物
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- 移植
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移植 55 (Supplement), 233_1-233_1, 2020
一般社団法人 日本移植学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390570930252066048
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- NII論文ID
- 130008089977
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- ISSN
- 21880034
- 05787947
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可