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- 羅 成圭
- 徳島大学 教養教育院
Bibliographic Information
- Other Title
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- タウリン ト コッカクキン ノ ケットウ トリコミ
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日本において糖尿病は国民病と言えるほど罹患者の多い疾患であるが、タウリンには糖尿病による高血糖状態を改善する効果がある。骨格筋はインスリンや運動(筋収縮)の作用で血糖を取り込み、血糖値を低下させる重要な器官である。本稿では「膵臓からのインスリン分泌」と「骨格筋における血糖取り込み」にタウリンが及ぼす影響についてまとめた。 タウリンは、膵臓からのインスリン分泌や、インスリンシグナル関連因子、そして糖輸送体GLUT4 の発現量を高めるようだ。しかし、タウリンがインスリン標的器官である骨格筋における血糖取り込みに及ぼす影響ついては十分に研究されておらず、タウリンが骨格筋の血糖取り込みを高める機序については、これから更なる研究が必要である。
Journal
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- Japanese Journal of Taurine Research
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Japanese Journal of Taurine Research 6 (1), 43-46, 2020
Society for Taurine Research