書誌事項
- タイトル別名
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- Estimating T-year Hydrological Event and Issues of Conventional Methods
- 確率水文量算定手法の改良と従来からの手法の問題点指摘 : 修正SLSC法を含む手法
- カクリツ スイモンリョウ サンテイ シュホウ ノ カイリョウ ト ジュウライ カラ ノ シュホウ ノ モンダイテン シテキ : シュウセイ SLSCホウ オ フクム シュホウ
- Estimating T-year Hydrological Event and Issues of Conventional Methods—Improved Standard Least Squares Criterion (SLSC) Method for Goodness-of-fit Evaluation
- – Improved Standard Least Squares Criterion (SLSC) Method for Goodness-of-fit Evaluation –
- -修正SLSC法を含む手法-
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説明
<p> 国土交通省をはじめ,多くの行政機関が河川計画策定時に「中小河川計画の手引き(案)」という資料を用いている.しかし,ここ数年著者らが指摘しているように,この手引きのT年確率水文量算定の手法を表すフローチャートには重大な誤りがある.特に,本邦で長く使われてきたSLSCについて,標本数・確率分布に関してフェアでないことが問題となろう.そこで本稿では,従来の方法からそれほど大きく変わらない手続きを提案する.つまり,</p><p>1)何らかの手法でいくつかの分布関数の母数推定を行う.</p><p>2)それぞれの分布関数に関してSLSCを求める.</p><p>3)モンテカルロ・シミュレーションによって生成させた乱数を用いてSLSCを多数発生させ,それぞれの確率分布について,SLSCの分布関数を求める.</p><p>4)最初に求めたそれぞれの分布のSLSCの非超過確率を求め,それが小さい(つまり「より有意」,すなわち確率密度関数の「より左の裾」にある)ものを「優秀な分布」と考える.</p><p>というようなものである.</p><p> この手法でd4PDF過去実験データの年最大1時間降水量の,最適な確率分布を選定したところ,SLSCそのものを用いる場合と,本稿で提案する手法を用いる場合では,結果が若干異なることが分かった.著者らはこの手法により,よりフェアな適合度評価ができると考える.</p>
収録刊行物
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- 水文・水資源学会誌
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水文・水資源学会誌 34 (5), 283-302, 2021-09-05
水文・水資源学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390570939492866816
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- NII論文ID
- 130008090845
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- NII書誌ID
- AN10088049
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- ISSN
- 13492853
- 09151389
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- HANDLE
- 10076/00020676
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- NDL書誌ID
- 031706280
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可