中国大陸における中国語話者である児童の音読習得に影響する 認知能力に関する横断的研究

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • A Cross-sectional Study of the Cognitive Abilities Underlying the Acquisition of Reading in Chinese Speaking Children in Mainland China
  • :The Change of Predictors across Grades
  • —学年による予測要因の変化について—

抄録

<p>本研究では、中国語の音読に影響する認知能力を解明するために、中国大陸の児童を対象に単語音読成績を予測する認知能力を検討した。中国のA省におけるA小学校とB小学校の1~6年生672人を対象に、音読検査および認知能力検査 (音韻的能力、視覚的能力、呼称速度、形態論的認識力を評価する検査)、語彙力検査、非言語的知能検査を実施した。重回帰分析の結果、視覚的能力と呼称速度は低学年の児童の単語音読成績を予測した。また、語彙力と音韻的能力は2~6年生の単語音読成績を予測した。本研究では、中国語の音読成績に影響する認知能力は児童の発達年齢が上がるにつれて変化することがわかった。それは、中国語の文字体系や中国大陸における音読の指導方法に影響されていると考えられる。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390571028377843840
  • NII論文ID
    130008094074
  • DOI
    10.20847/adsj.45.1_1
  • ISSN
    24320714
    18815812
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ