<i>Actinidia macrosperma</i>の耐水性と接ぎ木によるキウイフルーツへの耐水性付与
書誌事項
- タイトル別名
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- Waterlogging Tolerance of <i>Actinidia macrosperma</i> and its Application to Kiwifruit by Grafting
- Actinidia macrospermaの耐水性と接ぎ木によるキウイフルーツへの耐水性付与
- Actinidia macrosperma ノ タイスイセイ ト ツギキ ニ ヨル キウイフルーツ エ ノ タイスイセイ フヨ
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抄録
<p>中国中部自生のマタタビ属植物であるA. macrospermaの耐水性をキウイフルーツと比較するとともに,A. macrospermaのキウイフルーツの耐水性台木としての可能性を検討した.A. macrosperma[府中]と栽培種であるA. deliciosa ‘ヘイワード’ およびA. chinensis[FCM1]のポット植え2年生自根苗を14日間湛水条件に置いた.A. deliciosaおよびA. chinensisでは処理開始6日後に光合成速度が大きく低下し,その後葉枯れや落葉が発生して,処理開始9日後にはすべて落葉した.一方,A. macrospermaでは光合成の低下や葉の障害はみられなかった.次に,A. macrosperma[府中]台およびA. deliciosa実生台に接いだ3年生 ‘ヘイワード’ の鉢植え樹に14日間の湛水処理を行った.A. deliciosa実生台の ‘ヘイワード’ 樹では,湛水処理により葉枯れや落葉が多発し,すべての樹で処理終了7日後までに落葉した.これらの樹では,葉の光合成速度が処理開始翌日から低下し低く推移した.一方,A. macrosperma[府中]台の ‘ヘイワード’ では,処理終了7日後まで光合成速度は比較的高く維持され,葉枯れや落葉は認められなかった.処理開始10日後の根のTTC活性は,A. deliciosa実生台では著しく低下したが,A. macrosperma[府中]台では維持された.これらのことから,A. macrospermaは極めて高い耐水性を有しており,台木に用いた場合にも,その特性が穂木のキウイフルーツに明確に現れることが明らかとなった.</p>
収録刊行物
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- 園芸学研究
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園芸学研究 20 (3), 265-271, 2021
一般社団法人 園芸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390571028378768384
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- NII論文ID
- 130008093949
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- NII書誌ID
- AA11608561
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- ISSN
- 18803571
- 13472658
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- NDL書誌ID
- 031620575
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可