規則波における背後壁の有無による下部固定式波力発電装置の発電性能評価

  • 佐藤 晴高
    名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻
  • 趙 容桓
    名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻
  • 中村 友昭
    名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻
  • 水谷 法美
    名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • EVALUATION OF EFFECT OF WALL BEHIND BOTTOM-HINGED OWSC UNDER REGULAR WAVES

抄録

<p> 本研究では,背後構造物を想定した反射壁の有無による下部固定型の逆三角形型振り子式発電装置の発電性能を評価する断面二次元水理模型実験を実施した.振り子の発電量と発電効率は,線形理論を用いて発電装置を取り付けた際の評価をした.その結果,反射壁の未設置時には比較的短い周期にて発電効率が最大となり,越波による効率低下は小さいことが確認された.反射壁の設置時には,水深に関わらず発電効率は定常波の節付近で増加,腹付近で減少し,効率が極大となる位置が周期により節とずれるケースが確認された.また,周期が短いほど,水深が浅いほど効率は増加する傾向が確認されたが,著しく効率が上昇する周期が存在する可能性が示された.壁を設置することにより節付近で効率が2倍以上,最大で6倍程度上昇する可能性も示唆された.</p>

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