分散体の局所的分布と大域的分布を結ぶ数理モデルの提案

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タイトル別名
  • A model describing a relationship between local and entire distributions of a dispersed phase

抄録

<p>周知の通り分散体はいたるところに存在しており,自然科学および産業の観点からその挙動を予測することが重要である.我々のグループでは,気泡による船舶の抵抗低減技術と関連し,気泡と流れ場との双方向干渉について成果を報告してきた.その内層構造は極めて複雑で,流れ場に離散的にランダムに分布する微小気泡が,流れの要素渦に局所集積することで流れの変調作用が出現する.この局所集積作用は,二相流の数値解析モデルでは殆ど無視されてきた.分散体の存在がEuler的に表現されているためである.分散体の大域的分布から,その局所的分布を推定することが可能であるならば,この集積作用の効果をこの数値解析モデルに落とし込むことができると考えられる.場における分散体の分布を記述する際,積分方程式が広く用いられる.そこで分散体の局所分布と大域的分布を結ぶ数理モデルとして積分方程式を提案し,その解を解析的に導出することを試みた.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390571106620121088
  • NII論文ID
    130008100812
  • DOI
    10.11345/japannctam.65.0_227
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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