3次元CT画像を用いた模擬ボーリング調査による脆弱性骨盤骨折検出法
書誌事項
- タイトル別名
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- Fragility fracture detection with 3D CT images in the pelvis like the boring survey
抄録
<p>超高齢化社会である日本では,骨粗鬆症に伴い脆弱性骨盤骨折(FFP;fragility fractures of the pelvis)の症例は増加している.FFPは患者の臥床に繋がりやすく,合併症を引き起こしやすい.また,骨折診断は主に3次元CT画像の目視で行われるが,FFPは画像では捉えづらく,診断に時間を要する.本研究では,3次元CT画像上でのFFPを自動検出する手法として,ボーリング調査による骨折検出(BSFD;Boring survey based fracture detection)法を提案する.本手法では骨盤表面から深部にかけてボーリング調査を模して探索することで,骨表面に現れづらいFFP等に関しても差異を抽出できる.BSFD法は,初めにCT画像から骨盤表面を抽出する.次に,骨表面に直交した骨内部の四角柱を抽出する.四角柱内部は対応する箇所のCT値を有し,各骨表面の特徴を表現する.学習済み3次元畳み込みニューラルネットワークモデル(CNN)を用い,抽出した四角柱から骨折確率を予測する.これをすべての骨表面点に適用し,骨盤全体でFFPの自動検出を可能とする.本研究では,骨盤骨折を有する被験者110症例のデータを用いた.AUCは訓練データで0.84,評価データに対して0.77となった.さらに,予測した骨折確率は3次元データ上に表示することで,医師の診断補助が可能である.</p>
収録刊行物
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- 生体医工学
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生体医工学 Annual59 (Abstract), 296-296, 2021
公益社団法人 日本生体医工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390571240018105600
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- NII論文ID
- 130008105198
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- ISSN
- 18814379
- 1347443X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可