特集記事「X線自由電子レーザー」 : SACLAの概要:光源特性と利用実験技術

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説明

X線自由電子レーザー(XFEL)施設SACLAが2012年3月より供用運転を開始し,およそ1年と半年が経過した.30 GW超のピークパワー,10 fs以下のパルス時間幅,完全に近い空間コヒーレンスといった光源性能を活用し,フェムト秒の露光で試料を観察するというこれまでにないスタイルのX線利用実験が展開されている.生物科学,物質・材料科学,X線光学,極限状態物質科学など多岐にわたる分野の実験に対応するため,幅広いXFEL利用実験技術の開発と整備も進められてきた.本記事ではSACLAのXFEL光源について概説するとともに,利用実験のための基盤技術を紹介する.

収録刊行物

  • 放射線化学

    放射線化学 96 (0), 7-, 2013

    日本放射線化学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390571395580849024
  • NII論文ID
    130008112709
  • DOI
    10.32157/jsrc.96.0_7
  • ISSN
    21880115
    02866722
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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