肩甲骨関節窩骨折と烏口突起重複骨折を合併した一例

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説明

38歳の男性.自転車で転倒し烏口突起先端,基部重複骨折,及び肩甲骨関節窩前縁骨折,及び肩鎖関節脱臼を受傷した.肩関節前方不安定性が生じたと判断し,基部の骨接合と,Bristow変法に準じて烏口突起先端を関節窩前縁骨片と共に固定した.術後3ヶ月で骨癒合し職場復帰も可能となった.術後2年のJOA肩関節スコアは100点であった.関節窩骨折と烏口突起重複骨折の同時受傷は稀である.手術治療により良好な肩関節機能を獲得できた.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 45 (2), 426-429, 2021

    日本肩関節学会

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