全米収書目録計画 (NPAC):誕生から終焉,そして再生ヘ

書誌事項

タイトル別名
  • National Program for Acquisitions and Cataloging (NPAC): its Beginning, Progress, and Discontinuance
  • 全米収書目録計画(NPAC)--誕生から終焉,そして再生へ
  • ゼン ベイシュウショ モクロク ケイカク NPAC タンジョウ カラ シュウエ

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抄録

NPACとは, 1965年に成立した高等教育法の第 2章 C項に由来するもので, LCが世界中の学術出版物を可能な限り収集し,その書誌情報を印刷カード等の手段を通じてできるだけ早く頒布する計画を指す。<br>  本稿は, NPACのあらゆる側面について触れているが,同時に NPACに関する自己完結的な手引となることも意図している。稿中では, NPACの誕生から展開,そして終焉にいたる過程を,豊富な文献に基づきながら詳述し,とりわけ, NPAC成立の背景, NPACの実態に多くの言及をしている。 <br>  NPACの肯定的側面(例えば, ISBDを生み出した, UBCの先駆をなした等)について触れた文献は今まで数多く見られるが,本稿では,これに加えて, NPACに対する否定的見解についてもできるだけ多く紹介を試みた。<br>  最後に,従来の日本語文献では触れられることのなかった以下の点についても,事実を明らかにした。 <br> 1. 分担目録作業のテクニックが John W.Croninの発案によること。 <br> 2. NPACが 1982年をもって終了したこと。

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