大学図書館員の知識ベースと図書館学教育(II)

書誌事項

タイトル別名
  • Knowledge Bases for Academic Librarians and Library Education II
  • 大学図書館員の知識ベースと図書館学教育--「図書館学教育の実態と改善に関する調査--大学図書館編」の報告-2-
  • ダイガク トショカンイン ノ チシキ ベース ト トショカンガク キョウイク
  • ーA Survey on the Academic Librarian's View of Library Educationー
  • ー「図書館学教育の実態と改善に関する調査一大学図書館編」の報告

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抄録

本稿は1989年10月に全国の国公私立大学図書館(中央館)の統括責任者,閲覧・参考責任者,整理責任者を対象に実施した図書館学教育に関する質問紙調査の集計・分析結果の続報である。<br>  調査では予め用意した39種の知識・技術についてどこで習得するのが望ましいかを 6つの習得機会を選択肢に挙げて尋ねた。その結果に基づいて知識・技術の習得機会を独立型,複合型 I,複合型 IIの 3つに類型化した。さらに前稿で報告した各知識・技術の必要度と今回の習得機会支持率の 2つの変数に基づく散布図を作成し,各習得機会に期待されている知識・技術の特徴を検討した。<br>  また,司書資格の必要性,図書館員の新規採用時における司書資格の扱い,さらには省令科目の問題点を尋ねることで現行の図書館学教育の評価を試みた。<br>  最後に,調査結果の分析によって得られた知見に基づいて大学における図書館学教育の役割について若干の考察を行なった。

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被引用文献 (3)*注記

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