単純腹部CT 画像からの大腸領域抽出法の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Examination of the Large Intestine Domain Segmentation Method from a Simple Abdominal CT Image
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抄録
<p>現在,医療のさまざまな分野において画像支援診断(CAD: computer-aided diagnosis)の研究・開発が行われている.大腸は,周辺臓器との分離の難しさから,CTを用いてのCAD開発はあまり行われてこなかった.最近では,内視鏡検査の高精度化やCTコロノグラフィー検査の普及などから大腸がんの発見などを目的としたCADの研究が行われている.しかし,内視鏡検査やCTコロノグラフィー検査は事前準備が必要であり,特にCTコロノグラフィーにおいては炭酸ガスの注入による大腸の拡張を行う点から,一部の症例では大腸に負担がかかるために検査自体が行いにくいなどの問題もある.本研究では,腹部検診時に撮影する単純腹部CT画像から大腸領域を抽出する手法についての研究・開発を行った.提案する多段階式抽出法は,閾値を高い値から徐々に低い値に変動させながら二値化を行い,特徴をもとに最適形状を抽出する手法である.本手法を用いることにより,大腸に負担を与えるCTコロノグラフィー検査などを行わずにCAD開発に用いる画像を取得できる.ダイス係数を用いた本手法での抽出結果とグランドトゥルースの一致率は82%となり,本手法での抽出性能が確認できた.</p>
収録刊行物
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- Medical Imaging Technology
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Medical Imaging Technology 39 (4), 183-188, 2021-09-25
日本医用画像工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390571547635216000
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- NII論文ID
- 130008116953
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- ISSN
- 21853193
- 0288450X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可