科学的エビデンスにもとづいて「災害を語る」意味と効果を考える

書誌事項

タイトル別名
  • Significance and Effectiveness based on Evidence of Empirical Research "Disaster Storytelling"
  • カガクテキ エビデンス ニ モトズイテ 「 サイガイ オ カタル 」 イミ ト コウカ オ カンガエル

この論文をさがす

抄録

<p>災害研究・災害科学の領域では、「災害を語る」ことの意味や効果について、真に検証されていなかった。本稿では、これまで筆者が「災害対応経験を語ること」の意味や効果について実証的に検証してきた内容を紹介する。1つめは、宮城県庁職員における東日本大震災発生以前の災害対応経験の継承事例をもとに、語り合いの効果を定性的に検証した事例を示す。2つめは、震災語り部の語りを受けた聞き手におよぼす生理反応・心理反応・記憶量の変化を実証した実験研究の事例を示す。最後に、これらのエビデンスにもとづいて実践されている東日本大震災発生後の宮城県庁職員における継承の実装事例を紹介する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ