生きづらさを抱えた子どもを対象にした森林教育の効果
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- 近藤 聡
- ぎふホースセラピー子育てラボ こころをつなぐホースセラピー ぐりん・はあと
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of forest education for children who have difficulty living
抄録
<p> 生きづらさを抱えた子どもたちが、森林教育活動を通して社会的自立に必要なスキルを身につけることを本実践では目指している。参加者は、環境の変化に順応することが苦手で、学校や家庭で頻繁に情緒不安定や適応困難になる小学生で、事業参加2年目となる。森林においては、激高が減り、短時間でクールダウンができたり、感情や自己をコントロールして体験活動に取組んだりする姿が多くみられる。人と関わり合うことが苦手な子どもたちが助け合い、譲り合うなどの協働姿勢が多くみられ、折り合いをつけながら一緒に楽しむ姿が1年目以上に顕著にみられた。こうした効果は、壮大な自然によって作り出された森林環境が、人間にとっての自然に還る場であることや、すべての人間性を無条件に受け入れる多様性をもっていることに起因すると考える。また、体験を重ねたことに加えて、定期的な保護者面談で得られる生育歴、特性、生活実態とその対応などの情報を踏まえた指導者の関わりや支援の質の向上、さらには保護者自身の子どもへの対応の変化もあると考える。生きづらさを抱えた子どもたちが生まれもった力を発揮することに効果がある森林教育活動の事例を紹介する。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 132 (0), 204-, 2021-05-24
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390571563558785408
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- NII論文ID
- 130008117556
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可