“RNA”を制御するモダリティの開発動向
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- 井上 貴雄
- 国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子医薬部
書誌事項
- タイトル別名
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- New modalities that control human diseases at the RNA level
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説明
近年、アンチセンスやsiRNAに代表される核酸医薬の臨床開発/実用化が急速に進んでおり、これまで治療法に乏しかった遺伝子性疾患や難治性疾患に対する新たなモダリティとして注目を集めている。また、COVID-19のワクチン開発を契機に、一般にはほとんど認知されていなかった「mRNA」の医療応用が脚光を浴びることとなり、次世代のモダリティとして認知されつつある。これらの医薬品はRNAのレベルで生体を制御するという共通点があり、総じて高い薬効が得られていることからも、注目度の高い領域となっている。本稿では、RNAのレベルで生体を制御するモダリティの全体像を俯瞰し、それぞれの開発動向や特徴を整理する。
収録刊行物
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- MEDCHEM NEWS
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MEDCHEM NEWS 31 (4), 174-179, 2021
公益社団法人 日本薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390571563558862464
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- NII論文ID
- 130008118161
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- ISSN
- 24328626
- 24328618
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可