上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン(改訂第2版)発刊後の診療実態調査

DOI
  • 尼子 雅敏
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 防衛医科大学校病院リハビリテーション部
  • 建部 将広
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 名古屋大学手の外科
  • 新井 猛
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 湘南病院整形外科
  • 池上 博泰
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 東邦大学整形外科
  • 池田 全良
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 湘南中央病院整形外科
  • 射場 浩介
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 札幌医科大学整形外科
  • 今田 英明
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 東広島医療センター整形外科
  • 岡崎 真人
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 荻窪病院整形外科
  • 金森 章浩
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 筑波大学整形外科
  • 副島 修
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 福岡山王病院整形外科
  • 田中 利和
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 キッコーマン総合病院整形外科
  • 難波 二郎
    JCHO星ヶ丘医療センター整形外科
  • 西浦 康正
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 筑波大学附属病院土浦市地域臨床教育センター
  • 吉川 泰弘
    上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン策定委員会 駒沢病院整形外科
  • 鈴木 克侍
    藤田医科大学岡崎医療センター整形外科

書誌事項

タイトル別名
  • Survey of clinical practice after publication of the Clinical Practice Guidelines on the Management of Lateral Epicondylitis(2nd edition)

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抄録

上腕骨外側上顆炎診療ガイドライン(改訂第2版)が発刊されて約1年経過し,本疾患に対する診療の実態を明らかにするためにアンケート調査を実施した.<BR>方法:日本肘関節学会会員に対してWEB上でアンケートを実施した.<BR>結果:447名から回答が得られた.診断は理学所見を信頼する人が最も多かった.治療法は,薬物療法,ステロイド注射,テニス・エルボー・バンド,理学療法を70%以上が行うと回答し,直視下手術は49%,鏡視下手術は35%であった.まだ保険収載されていない体外衝撃波,多血小板血漿局所注射を行っている人は15%以下と少なかったが,今後行っていきたい治療法として高い関心が示された.<BR>考察:アンケート結果より,ガイドラインで推奨された治療が多く行われていることが明らかとなった.対外衝撃波や多血小板血漿局所注射の治療に対する関心が高く,改訂第3版のガイドライン策定に反映させていきたい.

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