中学野球選手における疼痛,主観的評価,身体所見,および投球フォームとの関係

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  • The relationship among pain, subjective evaluation, physical findings, and pitching form in junior high school baseball players

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抄録

目的:肘痛と主観的評価,身体所見,および投球動作の関連性を分析すること.<BR>対象と方法:中学野球選手52名を検診し,肘痛,自己評価式の肘痛スコア(痛みなし:0点~最悪の痛み:40点),投球フォーム自己評価(良:30点~不良:0点 ),身体所見,および投球動作を調査した.<BR>結果:肘痛は8名にあった.自己評価式の平均は肘痛スコア:4.1点,投球フォーム自己評価:22.2点であり,軸脚の蹴りは肘痛なし群が有意に良好であった.身体所見の陽性率はcombined abduction test:32.7%,horizontal flexion test:25.0%,およびstraight leg rising:20.6%であった.動作解析ではsingle plane:33.3%,アーリーコッキング期軸脚股関節肢位の不良 :92.2%,良:7.8%であった.<BR>考察:肘痛と軸脚の蹴りには関連性があった.

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