荒川決壊時を想定した浸水拡大プロセスの解明と諸施設のリスク評価

  • 関根 正人
    早稲田大学理工学術院
  • 巫泳林
    早稲田大学大学院 創造理工学研究科 建設工学専攻
  • 磯谷 朗太
    早稲田大学大学院 創造理工学研究科 建設工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • PREDICTION OF URBAN INUNDATION CAUSED BY THE LEVEE BREACH OF THE ARAKAWA RIVER AND ITS APPLICATION TO THE INUNDATION RISK OF FACILITIES

抄録

<p> 近年,気候変動の影響で集中豪雨による河川氾濫が多発している一方,台風による浸水被害が増加傾向にあり,2019年の台風19号は全国71河川140箇所の堤防を決壊させ,深刻な被害をもたらしたことは記憶に新しい.本研究では,東京23区を対象に荒川右岸堤防の決壊を想定した数値予測計算を行った.これにより荒川氾濫による浸水の発生,拡大プロセスを解明した.さらにこの結果を踏まえ,荒川決壊時に深刻な被害を受けると考えられる以下の2点について検討を行った.(1) 地下鉄K駅に注目し,駅構内とトンネル内における浸水を解析し,浸水プロセスを解明するとともに地下鉄の被害軽減対策効果の検証を行った.(2) 足立区,荒川区に注目し,主な要配慮者施設までの浸水プロセスを解明し,病院や高齢者福祉施設の避難対策の検討を行った.</p>

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ