10 cm以上の副腎腫瘍 (骨髄脂肪腫, chronic expanding hematoma, 褐色細胞腫) に対する鏡視下手術の検討

DOI
  • 白石 晃司
    山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座
  • 磯山 直仁
    山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座
  • 矢野 誠司
    山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座 現 : 益田赤十字病院泌尿器科
  • 松山 豪泰
    山口大学大学院医学系研究科泌尿器科学講座

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抄録

<p>【目的】10 cm以上の副腎腫瘍に対する鏡視下手術について最適な術式について検討する.</p><p>【症例】1) 56歳, 男性, 褐色細胞腫 (右, 10 cm), 後腹膜鏡, 2) 63歳, 男性, 骨髄脂肪腫 (右, 10 cm), 3), 68歳, 男性, hematoma (左, 18 cm), 後腹膜鏡, 傍腹直筋切開ハンドアシスト併用, 4) 51歳, 男性, 褐色細胞腫 (左, 17 cm) 後腹膜鏡, 腰部斜切開併用. 褐色細胞腫については再発は認めていない.</p><p>【考察】後腹膜アプローチによる早期流入動脈の遮断は腫瘍のshrinkageや出血量の減少を認めたが, 開腹移行した際に出血量が増加したケースもあり, アプローチ法や開腹のタイミングについては更なる検討が必要である.</p>

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