テクノロジーを活用したIPEではヒューマニズム(人間主義)が優先される:ポストパンデミックにおける可能性

書誌事項

タイトル別名
  • Prioritizing Humanism in Technology-Enabled IPE: Post-Pandemic Possibilities
  • テクノロジー オ カツヨウ シタ IPE デワ ヒューマニズム(ニンゲン シュギ)ガ ユウセン サレル : ポストパンデミック ニ オケル カノウセイ
  • 【特集】「ICTを活用したIPE」について

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説明

世界的なキャンパスの閉鎖やオンライン教育への転換に伴い,大学教育や臨床教育は混乱に直面しており,専門職連携教育(IPE)も中断されている。この間,医療実践はパンデミックによる制限に適応するため,コミュニティでのバーチャル訪問を採用している。このようにバーチャルな交流に転換する中で,人と人とのつながりや思いやりを失わないために,実践と教育の両方において人間主義的アプローチと変容型教育のアプローチを強調し,維持しなければならないという認識が生まれた。IPE分野に従事する教育者も同様に,従来のモデルでうまくいっていたことを維持しつつ,新しいアプローチを模索しながら,オンラインで教育するためにこのようなパラダイムを受け入れなくてはならない。専門職連携のケアと協働における人間主義を前面に出すために,意思決定は「臨床家と患者」,「臨床家と臨床家」,「実践者と地域社会」,「臨床家と自己」の次元を考慮した「関係性を中心にしたケアの枠組み」で組み立てられる。さらに,教育学的な観点から,変容型のIPE教育者は,オンライン学習環境下での「つながり」,「対話」,「省察」を育み,それに対応したFDプログラムを開発し,バーチャル空間での医療専門職の学生との協働実践を強化するための新しい教育アプローチを模索することを目指すべきである。わたしたちの地域コミュニティでは,シミュレーションの推進,グローバルなクラスルームの探求,芸術とヒューマニティ(人間らしさ)の導入,学生主導の取り組みを通じた協働的リーダーシップの促進などのアプローチが含まれている。 (翻訳:山本武志)

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