好きな声ってどんな声?―心理学・神経科学・情報科学が探る“声の嗜好性”―

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タイトル別名
  • "Preference of voice" explored by psychology, neuroscience and information science

説明

<p>ふと誰かの声を聞いた時,好きな声だな,いい声だな,と感じることがあります。ですが,その声はどんな声なのか,なぜその声が好きなのか,他の人にわかるように説明できるでしょうか。身近な感覚なのですが,言葉ではなかなかうまく説明できません。そこで本シンポジウムでは,声に魅力やよさを感じる仕組みについて様々な分野から迫ってみます。まず,心理学(内田・林),神経科学(松本),情報科学(上村)の立場から話題提供を行います。話し手の人柄の印象や演技音声に関する話題から,マウスの超音波発声を使った求愛行動に関する実験,機械学習を用いて聴覚系を再現した研究まで,声を探る新しい試みについて紹介します。続けて音声工学(森勢)の観点から,ヒトの声を越えた魅力を創出する可能性を秘めた,コンピュータが作り出す声や歌声の研究をふまえた指定討論を行います。そしてフロアの皆さんと一緒に,声の嗜好性の本質に迫りたいと思います。</p>

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