環境放射能学の発展を目指したAMSにおけるアプリケーションの開拓: <sup>90</sup>Srと<sup>135</sup>Cs AMSの実用化に向けた研究

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タイトル別名
  • Pioneering applications in AMS for the development of environmental radiology: Studies towards the implementation of <sup>90</sup>Sr and <sup>135</sup>Cs AMS

抄録

<p>人工放射性核種であるSr-90 (28.79年) 及びCs-137 (30.1年)の環境動態調査において、更なる研究の発展を目指して、発表者のグループでは加速器質量分析 (AMS) による新規のSr-90、Cs-135 (230万年) 分析法の開発を進めてきた (長半減期のCs-135はCs-137のプロキシ)。AMS法の利点は簡略な化学分離で微量のSr-90とCs-135を分析可能なことである。Sr-90に関しては、IAEAが頒布しているSr-90濃度既知の放射能環境標準物質等から、2日程度で完了する化学分離でターゲットを調製し、ウィーン大学VERAでSr-90を測定した。その結果、β線測定に匹敵する検出限界<0.1 mBqを得た。更に環境試料中Sr-90の検出にも成功し、環境試料へ適応できることが示された。一方でCs-135 AMSは測定においていくつか課題があるため、試験測定を進めている。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390571868619029504
  • NII論文ID
    130008129819
  • DOI
    10.14862/geochemproc.68.0_188
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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