理数教育の充実を担う教師の専門性に関する一考察
書誌事項
- タイトル別名
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- 数学教育研究の立場から
抄録
<p>「理科と数学の『共通の文脈』を有する『場面性』を設定するには,教師の専門性を涵養することが重要である」という課題意識に鑑みて,本稿では,理科と数学を関連させる教師の専門性を明らかにするとともに,これまで本課題研究発表で提案してきた題材がその専門性を高めうるかを検証することを目的とする.まず,理数教育の充実を担う教師の専門性として「理数教育に関する知識・理数教育に関する信念・教師が達成しようとする理数教育上の目標」という3つ組の枠組みを暫定的に措定した.それを踏まえ,マラルディの角と単振り子の等時性という2つの教材に焦点を当て,それらの教材を教師教育へ援用した際にどのような知識や信念を獲得しうるのかについて検討を行った.その結果,それぞれの教材で指導内容や指導方法に関する知識,理科と数学の接続の重要性や生徒の学習状況に関する信念を獲得しうることを明らかにした.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会年会論文集
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日本科学教育学会年会論文集 45 (0), 153-156, 2021
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390571948060625536
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- NII論文ID
- 130008131474
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- ISSN
- 24332925
- 09134476
- 21863628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可