オリーブ葉エキスの長期ヒト連用試験

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タイトル別名
  • One-Year Clinical Trial of Olive Leaf Extract
  • オリーブ ヨウ エキス ノ チョウキ ヒト レンヨウ シケン

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抄録

<p>肌における酸化ストレスを抑制することは,さまざまな肌トラブルを予防するために重要である。本研究では優れた抗酸化作用を有するオリーブ葉エキスに着目し,1年間にわたる長期ヒト連用試験を実施した。その結果,2%オリーブ葉エキス配合製剤を塗布した部位では,無配合製剤と比較して,夏季に肌の明度(L*値)の上昇,冬季に皮膚バリア機能の指標となる経皮水分蒸散量の低下が認められた。またin vitro試験において,オリーブ葉エキスに角層剥離酵素であるカリクレイン(KLK)5, KLK7およびKLK阻害因子をコードする遺伝子であるserine protease inhibitor Kazal-type 5(SPINK5)のmRNA発現促進作用が確認された。以上の結果より,オリーブ葉エキスは抗酸化作用と角層状態改善作用を発揮することで,季節を問わず活用できる化粧品素材であると考えられた。</p>

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