北太平洋モデルの再解析結果と領域海洋モデルの結果を用いた極値流速の推定

書誌事項

タイトル別名
  • ESTIMATION OF EXTREME CURRENT SPEED USING NORTH PACIFIC OCEAN MODEL AND REGIONAL OCEAN MODEL RESULTS

説明

<p> 本研究では,JCOPE2M再解析とROMSの結果から再現期間数年から数十年の流速値の再現レベルを推定する方法を検討した.まず,JCOPE2Mについて自己組織化マップを用いてパターン抽出し,そのパターン抽出された期間のROMSの結果を用いて流速の鉛直分布を表す主成分のスコアを仮定する確率分布の統計量を最尤法で計算した.次に,JCOPE2M再解析期間の各時刻のパターンの統計量を用いて乱数を発生させて27年間分の流速を作成し,27年分の年最大流速を設定した.最後に,この最大流速を用いて極値統計分布の統計量を最尤法で計算した.SOM,確率密度関数,極値分布についてさまざまな条件を設定して,計20ケースの極値統計分布の統計量を計算した.ROMS得られた年最大流速結果を全20ケースの極値統計分布に与えて対数尤度を評価した.この結果より,JCOPE2MとROMSの結果から流速の再現レベルを推定するには,SOMで6×6のパターン,流速の確率分布はt分布,ガンベル極値分布の組み合わせたケースが最もよいことが示された.</p>

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