COPD患者における睡眠障害の現状と臨床指標に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Sleep disorders in outpatients with COPD
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抄録
<p>【目的】外来COPD患者の睡眠障害の現状を調査し,睡眠障害が臨床指標に及ぼす影響を明らかにすること.</p><p>【対象と方法】対象はCOPD患者126名.GOLD重症度分類I/II/III/IV:46/47/23/10(名).評価項目はピッツバーグ睡眠質問票(PSQI),歩数,6分間歩行距離(6MWD),COPD Assessment Test(CAT),息切れ問診票,老年期うつ病評価尺度(GDS-15-J)とした.検討内容は①睡眠障害を認める患者割合,②睡眠障害と疾患重症度,うつとの関係性,③睡眠障害の有無における各臨床指標を検討した.</p><p>【結果】睡眠障害は全体の35.7%に認め,疾患重症度やうつとの関係性を認めた.睡眠障害を有する患者は歩数,6MWDが低く,CAT,息切れ問診票の得点が高かった.</p><p>【結論】睡眠障害は疾患重症度の早い段階から認められ,身体機能,身体活動性,精神面にも影響を及ぼすことが明らかになった.</p>
収録刊行物
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- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌
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日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 30 (1), 96-101, 2021-12-25
一般社団法人 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572012409276288
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- NII論文ID
- 130008134554
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- ISSN
- 21894760
- 18817319
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可