COPD患者における睡眠障害の現状と臨床指標に及ぼす影響

DOI オープンアクセス
  • 秋山 歩夢
    平松内科・呼吸器内科小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック 聖隷クリストファー大学大学院リハビリテーション科学研究科
  • 辻村 康彦
    平松内科・呼吸器内科小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック
  • 三川 浩太郎
    平松内科・呼吸器内科小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック 中部学院大学看護リハビリテーション学部
  • 伊藤 光
    平松内科・呼吸器内科小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック
  • 後藤 圭子
    平松内科・呼吸器内科小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック
  • 酒井 美登子
    平松内科・呼吸器内科小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック
  • 平松 哲夫
    平松内科・呼吸器内科小牧ぜんそく睡眠リハビリクリニック

書誌事項

タイトル別名
  • Sleep disorders in outpatients with COPD

この論文をさがす

抄録

<p>【目的】外来COPD患者の睡眠障害の現状を調査し,睡眠障害が臨床指標に及ぼす影響を明らかにすること.</p><p>【対象と方法】対象はCOPD患者126名.GOLD重症度分類I/II/III/IV:46/47/23/10(名).評価項目はピッツバーグ睡眠質問票(PSQI),歩数,6分間歩行距離(6MWD),COPD Assessment Test(CAT),息切れ問診票,老年期うつ病評価尺度(GDS-15-J)とした.検討内容は①睡眠障害を認める患者割合,②睡眠障害と疾患重症度,うつとの関係性,③睡眠障害の有無における各臨床指標を検討した.</p><p>【結果】睡眠障害は全体の35.7%に認め,疾患重症度やうつとの関係性を認めた.睡眠障害を有する患者は歩数,6MWDが低く,CAT,息切れ問診票の得点が高かった.</p><p>【結論】睡眠障害は疾患重症度の早い段階から認められ,身体機能,身体活動性,精神面にも影響を及ぼすことが明らかになった.</p>

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ