迷信(superstition)とは何か? : 日本人は西洋人より迷信深いのか
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- メイシン superstition トハ ナニカ ニホンジン ハ セイヨウジン ヨリ メイシンブカイ ノカ
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日→英翻訳の授業で、「忌み言葉」のエッセイを取り上げた。日本では結婚式の禁句が数多くあり、「別れる」「切れる」「去る」「変える」「浅い」「壊れる」は使ってはいけない...。お馴染みのtaboo wordsである。翻訳の授業ではあるが、訳すための背景となる、日本文化における「忌み言葉」をまず解説した。すると授業中、チェコの留学生から「(このエッセイを読むと)日本人は迷信深いと思われないですか?」という質問が出た。ここで彼のいう「迷信深い」とはどのような意味なのだろうか?そもそも「迷信」とは何なのだろうか?また日本人は西洋人よりも迷信深いといえるのだろうか?この留学生からの質問を足がかりに、日本の「迷信」と英語のsuperstitionを比較・検討する。考察の結果、迷信とsuperstitionにはある決定的な違いがあることが判明した。その違いとは何か、またこの質問が出た背景を紹介し、留学生教育の一助としたい。
Journal
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- 大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究
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大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究 9 29-38, 2011-03-31
大阪大学日本語日本文化教育センター
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390572173834095488
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- NII Article ID
- 120004842361
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- NII Book ID
- AA12420075
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- DOI
- 10.18910/8170
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- HANDLE
- 11094/8170
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles