異文化コミュニケーションと融合した英語教育 ― 「動態性」と「他者性」に着目して ―

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説明

中学校外国語(英語)1の学習指導要領の目標に「言語と文化」という語が布置されている。外国語教育の理念・目的や外国語教育における文化観の変遷を紐解くと,言語や文化の持つ「他者性」や「動態性」がその鍵概念として共通していることがわかる。そこで「他者性」や「動態性」という視座から異文化コミュニケーションと英語教育との融合を考え,英語教育における「言語」と「文化」の関連を見出す機会とした。英語が「英米文化」を基盤とする一つの外国語,または「国際共通語」としての立場を有するため,それに伴い「文化」の志向する内容も変わること,英語教育において「文化」がどれほど重視されるかということを,教科書の題材や教師の役割も踏まえてまとめた。

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