書誌事項
- タイトル別名
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- The historic career of the Mongolian sunken warship and coeval paleoenvironment as inferred from molluscan shells co-occurred with its surrounding sediments and hull wreckage
説明
本稿は元寇沈没船にともなって採取された貝類についての報告である.沈没船周辺から得られた員類は,上部浅海帯の砂底から砂泥底に棲む種であり,鷹島沖の海況をよく反映した種構成であった.船体片に付着していた貝類は,典型的な内湾岩礁性種であり,それらは船体汚損種でもある.しかしながらその一部は,沈没後に付着したようである.船体片には多くのフナクイムシ類による穿孔痕が認められた.本船は堆積物に覆われることによって,木材穿孔生物による甚大な食害から保護されたのかもしれない.
収録刊行物
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- 名古屋大学加速器質量分析計業績報告書
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名古屋大学加速器質量分析計業績報告書 24 97-101, 2013-03
名古屋大学年代測定資料研究センター
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174358104832
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- NII論文ID
- 120005438127
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- HANDLE
- 2237/20148
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可