名古屋大学農学部における海外研修 : その実践と課題

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書誌事項

タイトル別名
  • Overseas Training Program in School of Agricultural Sciences, Nagoya University: Practice and Topics
  • ナゴヤ ダイガク ノウガクブ ニ オケル カイガイ ケンシュウ : ソノ ジッセン ト カダイ

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説明

名古屋大学農学部は学部選択必修科目の一つとして、2008 年にカンボジアでの「海外実地研修」を開始した。現在では実施形態を見直し、タイ、カンボジア、日本の3 カ国における海外学生交換プログラムとして「海外実地研修」と「海外学生受入研修」を実施している。参加対象はタイのカセサート大学、カンボジア王立農業大学、名古屋大学農学部の学部学生(主として3 年生)である。本研修の目的は、農業現場に対する広いバックグラウンドと国際的な視野を持って行動し、社会に貢献できる人材育成のため、学部学生に現代世界における農業の問題点を深く感じさせることである。そのために、東南アジアにおける発展途上国であるカンボジアと農業先進国であるタイ、及び先端農業を展開する日本における研修を通してそれぞれの農業事情を理解することを求めている。学生は相手国学生と主体的なグループ学習を行い、政府機関、農村、企業、マーケットなどでの調査・インタビューにより農業生産の実相を学ぶ。本稿では、研修の状況と継続的実施に向けて検討するべき諸課題について紹介する。

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