深い学びに寄与するグループ活動のデザイン : 思考と活動の乖離を乗り越えるために

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タイトル別名
  • Designing Group Activities for Deep Learning : Circumventing the Thinking /Activity Disjunction
  • フカイ マナビ ニ キヨ スル グループ カツドウ ノ デザイン : シコウ ト カツドウ ノ カイリ オ ノリコエル タメニ

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抄録

学習指導要領が改訂され、中等教育においても「主体的・対話的で深い学び」の導入が推奨されている。同意語とされるものにアクティブラーニングがあり、いわゆる質的転換答申以降、多くの大学で導入されており、多くの効果を挙げているが、その一方で思考と活動の乖離やフリーライダーの出現といった新たな課題が生じている。今後、多くの授業でアクティブラーニング導入が推奨される中等教育では、形だけ取り入れたとしても、深い学びは得られず課題は増えるばかりである。政策誘導でとどめず、目の前の生徒の学びをより豊かにする教育方法としてアクティブラーニングを実質的に導入するためには、先行した大学での研究結果を応用し、中等教育においても有効である学習理論を構築する必要性がある。本研究は、大学に接続する中等教育をフィールドに、その授業におけるグループ活動に注目し、深い学習が想起する活動デザインを検討することを目的とする。すでに大学のフィールドにおいて有効であった「個-グループ-個人」(森2017、Mori2017)のデザインを中等教育の現場に導入し、生徒の学びがどのように変容するかについて検証する。

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