高校中退の指示的予防を通した社会的自立の支援 ―中退のセーフティネットを目的とした外部機関との連携―

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Support for Social Independence through Indicated Prevention for High School Dropout: Collaboration with External Organization Aimed at Safety Net for Dropout
  • コウコウ チュウタイ ノ シジテキ ヨボウ オ トオシタ シャカイテキ ジリツ ノ シエン : チュウタイ ノ セーフティネット オ モクテキ ト シタ ガイブ キカン ト ノ レンケイ

この論文をさがす

抄録

本研究の目的は,高校中退しそうになった生徒への社会的自立の支援事例を通して,①高校中退における指示的予防を進める上での効果的なスクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの連携,②中退のセーフティネットが機能する上での重要な関わりについて検討することであった。まず,入学直後からの学習のつまずきと不登校に対して,スクールカウンセラーによるアセスメントと学校適応支援が行われた。それにより,登校状況は改善したものの学習面での不適応は改善せず,生徒自身が中退を決意した。その後は,スクールソーシャルワーカーが中心となり,外部機関との連携による中退のセーフティネットを整備し,生徒を社会的自立へとつなげた。最後に,効果的な連携や中退のセーフティネットについて考察した。

収録刊行物

  • 作大論集

    作大論集 (9), 123-133, 2019-03-15

    作新学院大学

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ