「専門職」資格制度の変化と職場における経験と学習 : 栄養士・管理栄養士を事例に

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  • 「 センモンショク 」 シカク セイド ノ ヘンカ ト ショクバ ニ オケル ケイケン ト ガクシュウ : エイヨウシ ・ カンリ エイヨウシ オ ジレイ ニ

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抄録

栄養士と管理栄養士を事例に,その法制度上の資格制度の変化の過程をふまえて,インタビュー調査からその変化を職場でどのように経験していったのかについて明らかにした。栄養士・管理栄養士は,職場において,管理栄養士資格の持つ意味の変化や業務のありかたなど実態としての変化を経験していた。また,栄養士・管理栄養士の職場として多くみられる一人職場の経験から,同じ職種でわからないことを共有することや,他職種との人間関係をつくることの重要性が指摘された。職場での経験からつくられる「専門性」として,社会の変化に対応した専門性,フードサービスとしての専門性,専門性の価値として真ん中にある健康,といった内容が指摘された。管理職としての経験と学習については,自らが育てられたときとは異なる状況下で自分の経験があまり役に立たず,管理職としてのスタッフへのアプローチや専門職を育てるむずかしさを抱えていることが指摘された。

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