<Discussions> Construction of a Creole Identity in Cabo Verde: Insights from ‘Morna’ a Traditional Form of Music

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モルナはカーボ・ヴェルデの伝統音楽であり、歌謡である。モルナは植民地支配において形成された文化であり、当時の社会に属していた白人や黒人、そしてクレオールの人々(白人・黒人の間に生まれた混血の子供)が影響したことで生成した。奴隷制度が廃止され、カーボ・ヴェルデの人々は自らのアイデンティティ、すなわちクレオール・アイデンティティを創出することを試みた。カーボ・ヴェルデがポルトガル帝国から独立を果たし、島民が団結し、統合するために詩人や音楽家はモルナを用いた。本研究は、モルナの歌詞を通時的に分析することで、カーボ・ヴェルデにおける「クレオール性」についての理解を深めるための手がかりを示す。

収録刊行物

  • Inter Faculty

    Inter Faculty 7 155-172, 2016-09-10

    Graduate School of Humanities and Social Sciences University of Tsukuba

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