動物も不協和を感じるか?―「努力の正当化」を巡る動物研究―

書誌事項

タイトル別名
  • Do Animals Feel Dissonance?―Animal Research about Justification of Effort―
  • ドウブツ モ フキョウワ オ カンジル カ? : 「 ドリョク ノ セイトウカ 」 オ メグル ドウブツ ケンキュウ
  • ドウブツモフキョウワヲカンジルカ? 「ドリョクノセイトウカ」ヲメグルドウブツケンキュウ

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説明

「努力の正当化」と呼ばれる現象がある。これは,努力して(コストを費やして)手に入れたものが価値のないものであった場合,不協和が生じるので,手に入れたものの価値を高く見積もることにより,費やした努力を正当化しようとすることを意味する。最近,このような現象が動物にもみられることが実験的に示されるようになってきたが,「情動状態の対比効果」というヒトとは異なるメカニズムによって説明されている。本稿では,これまでに報告されてきた動物における「努力の正当化」研究を概観し,実験手続き上の問題点を指摘することで,今後の研究課題を明らかにする。

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